少しでも楽して痩せたい!ダイエットが長続きするコツ100選

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プチ糖質制限ダイエットをしよう

ダイエット4週目

51:糖質制限でも痩せない?

前項では糖質制限ダイエットのあらましと、向き不向き、そして考えられるリスクについて触れました。
効果てきめんの呼び声が高いダイエット法なだけに、日々数多くの人が糖質制限ダイエットにチャレンジしています。
とはいえ、なかにはやってみたけれど全然痩せないという失敗の声も聞かれるようです。

糖質制限ダイエットに失敗する理由は人それぞれあるでしょうが、大きな理由として2つ考えられます。
ひとつめは糖質制限していたつもりが、全然できていなかったという話。つまり糖質を摂取していない生活を続けていたと思いきや、「これは糖質ではない」と、一切調べもせずに勝手に判断して糖質を摂っていたというオチです。
「フルーツはOKよね」とか「大根サラダはヘルシー」とかそんなレベルの勘違いを蓄積した結果、痩せないわけです。

そしてふたつめの原因は、バカ食い
糖質制限ダイエットをしているからタンパク質と脂質は食べ放題!という美辞麗句を真に受けて、唐揚げ大盛り、ステーキ300gにレモンバターなどなど多量の油を摂取していると、確かに痩せません。
人間の身体とて質量保存の法則から逃れることはできません。500g食べれば500g体重は増えます。1kg食べれば1kg増えるのです。

糖質制限ダイエットでは脂質は脂肪に変わらないし、食べた分は消費されるか排出されるから体重は増えずに減るはずと思いそうではありますが、そうも都合よくいかないのが現実。
自身の消費カロリーを大幅に超えた脂質を摂れば、いくら消費し排出したところで次から次へと過剰に供給されてしまうのですから、元の黙阿弥というものです。

串カツ
▲毎日揚げ物続きだとそりゃ痩せません

52:プチ糖質制限ダイエット

これまでの話を踏まえてみれば、糖質制限ダイエットはキビシイし、ツライし、大変だと思うのも無理はありません。
しかし敢えて紹介したのは、糖質制限ダイエット自体は非常に有効な方法だからです。

とはいえ糖質制限ダイエットは、過去4週間に渡って実践してきたいろいろなダイエット手法と180度異なる性質をも併せ持っています。
そこで、糖質制限ダイエットの中でも制限がかなり緩やかで初心者にも着手しやすいプチ糖質制限ダイエットの導入をオススメします。

プチ糖質制限ダイエットとは「1日の糖質摂取量を170g以下程度に抑える」というダイエットです。
「糖質量? それはカロリーとは別モノでしょ? カロリー調べるだけでも大変なのに糖質の量も調べるの?」
こう思った人もいるでしょう。でも安心してください。そのような計算は不要です。

手法としては、「1日の食事のうち1食において糖質をできるだけ減らす」方法を採ります。
判りやすく言えば夕食は糖質抜きにする、ということです。もちろん人それぞれの生活スタイルがありますので、夕食がベストだと断定はできません。要は1日3回の食事のうち、もっとも糖質を摂っている食事を糖質ほぼフリーに置き換えるのです。

3食全ての食事で糖質摂取をまんべんなく減らすよりも、どれか1食について徹底的に糖質をカットしたほうがダイエット効果が高いとされています。
もちろん徹底的にカットとはいえ、完全にゼロにすることは難しいはず。
ですので、以下に挙げる点について注意して摂取するようにします。

普段の夕食例
▲ここから米飯とサツマイモをカット

53:プチ糖質制限では何をカットする?

1日のうち1食をほぼ糖質フリーにするプチ糖質制限ダイエット。
本来のプチ糖質制限ダイエットでは、次に挙げる食品は糖質フリーの食事では食べることができません。

米飯。米粉を使ったビーフンもダメです。

小麦粉。パン、パスタ、ラーメン、うどん、そうめん、お好み焼き、焼きそば、グラタンやシチューなどのホワイトソース系のもの、ルウを使ったカレー、シリアルはNG。蕎麦もダメです。

芋類、根菜類、とうもろこし、かぼちゃ、インゲンマメ、ソラマメ…も食べられません。

清涼飲料水、ジュースビール、日本酒、ワイン
食後のデザートにフルーツ、団子、ケーキ、せんべい、スナック菓子なんてもってのほか。

これまで既にカロリー制限を課している上に、さらにまだ食べられない食品があるとなると気分がゲンナリしますよね。
「これじゃ何も食べられないじゃないか!」
そう思うのも無理はありません。さすがにカロリー制限に加えて糖質までギリギリ制限するのは良くないので、上記ではなく条件を緩和した下記のものを実施しましょう。

54:条件緩和型プチ糖質制限ダイエット

上記から一定条件を緩和したものがこれです。

米飯。米粉を使ったビーフンもダメです。

小麦粉。パン、パスタ、ラーメン、うどん、そうめん、お好み焼き、焼きそば、シリアルはNG。蕎麦もダメです。

芋類、根菜類、とうもろこし、かぼちゃ、インゲンマメ、ソラマメ…は量を減らします

清涼飲料水、ジュースビール、日本酒、ワイン
食後のデザートにフルーツ、団子、ケーキ、せんべい、スナック菓子なんてもってのほか。

つまり主食をカットして、そのぶんカロリーの低いおかずと高タンパクなおかずを食べましょう。ただし、根菜類などは控えましょうということです。

もちろんカロリー制限を課した上での話ですから、脂質はカットです。揚げ物や脂身の摂取はこれまでどおりごほうび日のみにしておきます。

お刺身

自身の1日の摂取カロリー目標値を念頭に、主食を減らした分のカロリーを他のタンパク質や葉物野菜などで補うようにすれば、効果的に減量できるはずです。

なお、上記の条件緩和されたプチ糖質制限ダイエットよりもっと高い効果を得ようと本格的な糖質制限に取り組む場合は、カロリー制限(脂質制限)との併用は厳禁です。体調を崩します。
何事も極端から極端に走るのはNGだと心得ておきましょう。短期集中で効果を得るのではなく、あくまでも長続きさせることが目標ですから。

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