少しでも楽して痩せたい!ダイエットが長続きするコツ100選

脳疲労をなくせば痩せる
BOOCSダイエットの概念を取り入れる

BOOCSダイエットをしよう

ダイエット8週目

68:脳疲労とは?

脳疲労という言葉を知っていますか。
一生懸命に勉強をして頭が疲れた状態…のことではありません。これは1991年に提唱された概念で、過剰なストレスにより大脳新皮質と大脳旧皮質の関係性が破綻し、正常な機能を果たせなくなった状態のことを指します。
つまり嫌なこと・したくないことをすることでストレスを抱えている状況ということです。

脳疲労が蓄積すると体調にも異変をきたします。感覚を司る器官にトラブルが生じ、味覚が鈍り、やたら脂質や糖質を食べたくなります。そして量も普段以上に食べてしまいがちに。いわゆるところのストレスから来るドカ食いですね。

つまり、ストレスはダイエットにとって大敵だということになります。
そして食べたいものを我慢することも大きなストレスになりますよね。しかしダイエットに我慢は不可欠。ではその折り合いを一体どうつければ良いのでしょうか。

脳疲労

69:BOOCSダイエットとは?

脳疲労を自身で解消するという意味のBOOCS(Brain Oriented Oneself Care System=脳疲労自己解消法)の概念では、脳疲労を解消すれば自然と痩せて行くという考え方をします。

自分で自分を禁止することをできる限りせず、自分にとって心地よいことをひとつでも開始することで、ストレスフリーの環境を作り出すのです。要は「食べたければ食べればいいじゃない!」「我慢するより食べたほうがいいじゃない!」ってこと。

とはいえ、それだけだとさすがにダメなわけで、我慢せずに好きなだけ食べることは一日に1回のみというルールがあります。これを一日1快食と呼んでいます。一日1食ではありません。3食のうち1食を好き勝手食べましょうということです。

一日1快食の手法はいくつかありますが、基本的には夕食を快食とし、好きなモノを好きなだけ夕食に食べます。そのかわり朝食は水分をメインとし、茶やジュース、青汁などを摂取するのみにとどめます。かつ昼食も夕食までのつなぎと捉え、軽めの炭水化物程度に抑えます。

そば
▲BOOCSダイエットでは朝は水分のみ

BOOCSダイエットの食生活にじわじわ慣れてきたら、今度は第二段階として夕食に和食を取り入れます。最初は一皿で構いません。
いわゆるところの身体に良さそうな伝統的な和食は、ダイエットにも最適。単に好きなモノを食べ放題食べるだけの快食ではなく、身体に良い要素もプラスしていくのです。

しかしながらいくら夕食でたくさん食べられると判ってはいても、朝は水分だけ、昼は軽めとなると、日中は空腹を我慢せねばなりません。
その際は黒砂糖と紅茶をいただきます。それでもキビシイ場合はリンゴを食べ、それでもまだ空腹感がある場合はおにぎりなどの軽めの炭水化物を食べてやり過ごします。

以上がBOOCSダイエットのあらましです。

70:BOOCSダイエットを取り入れる

ここまでBOOCSダイエットについて簡単に説明しましたが、察しの良い人はお気づきになったかもしれませんね。

BOOCSダイエットは「ごほうび日をつくろう」で提唱した手法とよく似ています。BOOCSダイエットが一日のうち1食を食べ放題にし、残りの2食を水分と軽食にしているのに対し、ごほうび日は四日のうち一日をまるっと食べ放題にし、残りの三日をカロリー制限を設けた食事としています。

設定期間の長さの問題こそあれ、BOOCSダイエットとごほうび日の概念は重なる部分が多いのです。
BOOCSダイエットの最大の難点は朝昼の食事があまりに軽いせいで、空腹が続くことでしょうか。その点、ごほうび日の場合もやはり満腹を満喫できない日が3日続くので似たりよったりではありますが、それでも1日の制限カロリー内で食べる量をコントロールできるのでBOOCSダイエットほどの飢餓感はないかもしれません。

しかしながら、もともと朝ごはんを食べる習慣がない人にとっては、BOOCSダイエットは着手しやすいダイエット法だと言えましょう。

和食

ここまで約2ヵ月間、3日カロリー制限をして1日ごほうび日を解禁する手法でダイエットを続けて来ました。
この手法でまだまだイケる!という人はこのまま三日制限一日ごほうびを続行し、ちょっとキビシイかな…という場合はBOOCSダイエットに移行するというのもひとつの方法です。

ただその場合でも、これまでに食べて来た低カロリー食材は積極的に摂るように努めましょう。BOOCSダイエットで推奨されている和食への移行も、結局のところは低カロリーな食材を上手く活用して低カロリーな味付けで食べるということと大差ないからです。

ダイエットの見直しをしよう