
37:食物繊維をしっかりと
ダイエットを始めてから1週間が経過しました。
「こんなにちょっとなのに、カロリー高い!」とか「これを食べると制限値を超えてしまう…」という心の叫びが、毎日上がりまくっていることでしょう。
食べる量とアイテムを絞って減らさなければならないという最大の問題はもちろんですが、もうひとつ厄介な問題がありますよね。
それはお通じ。
毎日のお通じが滞りなければ何の問題もないのですが、これまでの食事量よりも摂取を減らしているわけですから、排出される量も減ることになります。そして量が減れば腸はさらに「まだ排出しなくてもいいや」と溜めこむようになってしまうのですね。そう、便秘です。
もちろん食事量が少なくなる=便秘になる、という単純なものではありません。食べたいのを我慢するストレスも影響しますし、脂肪を極端に摂取しなくなることも便秘の原因になります。

なにはともあれ、ダイエットに便秘は付き物とよく言われますよね。
余分なものはしっかり毎日排出してこその健康的なダイエット。ここはやはり単に痩せるだけではなく、便秘になりにくい食事を心がける必要があるのです。下剤に頼るなんてのはもってのほか。
そこで便通を促進する栄養素、となるわけですが、便秘対策といえば誰もが食物繊維をすぐに思い浮かべることでしょう。そして水分も大切です。
つまり食物繊維と水分をしっかり摂ることが便秘と縁のないダイエットへの近道ということになります。
食物繊維が豊富な食材は野菜を筆頭に数多くありますが、そのカロリーの低さから食物繊維対策として積極的に摂りたいのは海藻とこんにゃくです。
特にこんにゃくは上手く使えば非常に優秀なダイエットの友になります。
38:こんにゃくを食べよう
ダイエット食としておなじみのこんにゃく。
それもそのはず。カロリーは100gあたりわずか5kcalしかありません。こんにゃくに含まれる食物繊維は保水性があって腸内で膨張し、排便を促進してくれます。
とはいえ食物繊維の摂取をこんにゃくだけで補えるのかといえば、そうではありません。
「食物繊維には、水に溶ける水溶性と溶けない不溶性の2種類ある」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
不溶性食物繊維だけの摂取では、腸内に水分が多くない場合は便が固くなり却って便秘になりやすくなります。水溶性の食物繊維がそれを防いでくれるので、両方摂る必要があるのです。
ここで誤解されがちなのが、こんにゃくは水溶性か不溶性かということ。
こんにゃくの食物繊維グルコマンナンは、よく水溶性食物繊維の代表格に挙げられています。確かにグルコマンナン自体は水溶性であるものの、こんにゃくの製造過程で使われる水酸化カルシウムの作用により、実は不溶性に変化しているのです。
つまりこんにゃくは不溶性食物繊維ということに。

結局のところ、こんにゃくを積極的に食べながら、水分をしっかり補給し、なおかつ水溶性植物繊維の食材も摂るというのが正解です。
水溶性食物繊維は豆・海藻・ごぼう・オクラ・なめこ・さつまいも・ニンジン・アボカド・キウイフルーツなどに多く含まれています。
水溶性食物繊維を多く含む食材を日々の食事に取り入れつつも、不溶性植物繊維が豊富でローカロリー、なおかつ調理しやすく一定の満足感も得られるこんにゃくをしっかり活用していきましょう。
39:こんにゃくの食べ過ぎもNG
こんにゃくは食物繊維豊富で、カロリーも極少。
「だから、どれだけ食べても大丈夫! 1日3食こんにゃくを山盛り食べよう!」
というような発想をついついしてしまいそうですが、これもダメです。
こんにゃくには味もコクもありません。いくらカロリーがないに等しいからと言って、これを3食毎日食べていたら1週間もせずに飽きてしまいます。
「もう二度とこんにゃくなんか見たくない」
と思ってしまうはずです。
そしてこんにゃくは先述のとおり不溶性食物繊維ですので、腸内の水分が不足すると便秘を誘発するおそれがあります。なおかつこの繊維は消化酵素で分解できず、そのまま胃から腸へと運ばれていきます。
消化できない塊が大量に腸内に押し寄せると、腸が詰まってしまうのです。最悪の場合、腸閉塞を招くこともあります。

▲食べ過ぎも良くありません
(画像引用:FotoosVanRobin)
そこまでいかずとも、こんにゃくを食べ過ぎると腹が張る不快感を覚えます。何でもそうですが、過剰摂取は良くありません。
ではどれだけの量を食べれば正解なのでしょうか。
こんにゃくは1日に300g以下の摂取にとどめるよう推奨されています。しかしそれでもちょっと多いかもしれません。
毎日だと飽きることも加味して、2日に1回ペースで1回あたり200g以下を目安に食べ続けてみてはどうでしょうか。
そして食べる時はよく噛んで。こんにゃくは消化されないので、噛んで細かくしないと腸が詰まるおそれがあるということをよく覚えておきましょう。